「綺麗な髪だ……」
 ささやかな寝息を立てるアクアを見下ろしながら、俺はその緩やかな前髪に触れる。優しく触れれば小さく身動いだ。だが、彼女は目覚めはしない。
「相当疲れていたんだな」
 普段の凛とした佇まいとは違いあどけなさのある寝顔に、俺の頬が緩んだ。もっと触れたい。アクアに触れたい。